無職、南米ペルーへ挑む!

22歳新卒、夢を追いかけて南米上陸!パワフル奮闘記誕生!

人種差別を受けました<ペルーでアジア人差別>

今日久々に差別を受けたのでムカつきました、Kです

起きたてほやほや、人種差別の話

先ほど一人で住宅街の外を散歩していたら、見知らぬおじさんに

"Hola chinita!"と言われたので"Hola"(こんにちは)と返しました

するとおじさんは私が普通の返しをしたのにも関わらず

「今の聞いた?オラ~(アジア発音をバカにした言い方)だって!」

奥さんと思われる隣のおばさんと大笑いして歩いていきました

即座に振り向いて"Callate!"(黙れ!)と言い返しましたが声届かず

そのあと歩いていたらまた違う人に"Chinita"と呼ばれたので睨んで無視…

私が住んでいる場所は少し「悪びれた地域です」

言葉や治安が悪いことで有名ですし、お世辞にもキレイな町とは言えません

ですが、ローカルでこその暮らしが私には合っていてやっぱりここが大好きです

今日のことも今まで会ってきたペルー人たちに免じて水に流します

そんなペルーでの差別のお話を書きます

CHINA(チーナ)、CHINITA(チニータ)の意味

男性であればChino「チーノ」、Chinito「チニート」、意味は「中国人」ですが

韓国、日本も含めたいわゆる「アジア人」を総称した呼び方です

通りすがりにいきなりChinaって呼ばれたら怒って正解◎

ただし語尾に"~ita"をつけるのは「可愛い〇〇ちゃん」って意味合いで

Chinitaと呼ばれる分には怒る必要はないでしょう

だから私はそう呼ばれたら微笑むか挨拶をするようにしてます、「何?」って

中にはChinitaでも嫌がる人もいますが、ペルーではこれが普通です

しょっちゅう声かけられます、呼ぶだけ呼んで要件はありません

私の名前は「チーナ」

2年前彼氏と付き合い始め、バスケをしに今住んでいる場所へ通うようになり

ちょい悪な男たちとつるむようになりました(みんな良い人!)

いつからか私は彼らにChinaと呼ばれるようになり、最初は「私は日本人だ!」って

言い返すのがお決まりだったのがいつの間にか定着していました

彼氏が昔からChinoと呼ばれていたので、彼女の私も自然とそうなったのでしょう

実際そう呼ばれてるペルー人はたくさんいるくらいなので

相手が友達であればなんも問題ないと私は思います

決め手は自国愛の差?

個人的に中国という国の文化全般・歴史・景観がすごく好きで

中国をリスペクトしているからこそ受け入れられたのだと思います

なので相手が友達であろうとなかろうと、自分の国を差し置いて

アジア人を中国で一括りにされるのは納得いかない人は少なからずいます

あとは「自国愛の差」がここで少し垣間見えますね

私は日本人であることにこだわっていません(パスポートは便利だけど)

日本の家族友人、文化、景観は大好きですけど、

中国人や韓国人に間違えられようとなんとも思いません

よく意地悪でわざと間違えられたり、日中韓って同じでしょ?」と言ってくる人には

「まあ私たち似てるもんね、でもペルーボリビアメキシコ人の違いがわかるかって

言われたら私もわかんないなあ。」って遠まわしに言ったりはしますが笑

衝撃!一時期裏で「肉まん」って呼ばれていた

ペルーに来て驚いたことの一つがこのニックネームの文化です

日本にも名前の省略をニックネームにすることがありますが

ペルーは主に「外見」をもとに名前が付けられています

それってちょっとモラル的にはアウトなんじゃないか…って思いますよね

ここで私の知るニックネームのいくつかをご紹介

  • 色黒ペルー人「ネグロ、ネグラ」(黒、黒い)
  • 日系ペルー人の「パンダ」
  • 日本人の女の子「ミンパオ(肉まん)」←これ私のこと
  • 顔が大きい「カベソン」(頭でっかち)
  • 〇玉が小さい「マニー」(ピーナッツ)
  • テンジクネズミに似ている「クイー)(モルモット)
  • 鼻が大きい「ナリソン」(でかっ鼻)
  • 頬が大きい「カチェテス」(頬っぺたち)

え?!ちょっと!誰が肉まんだよ!!(怒)

どうやら彼氏の友人たちの間で当初はミンパオ(肉まん)って呼ばれていたらしい

それが判明したとき思わず彼に問い詰めました

K「なに?私が太っているとでもいいたいの?顔が丸いから?!」

彼「違うよ!Kがアジア人で色白だから皆親しみを込めてそう呼んでるんだよ!」

K「じゃあなんで寿司でもラーメンでもなくて中国の肉まんなの!

 日本で肉まんなんてニックネームだったら太ってるって悪口だからね!」

彼「でもアジアの食べ物って言えばミンパオで、響きも可愛いし・・・。」

今では笑い話ですがこんなやり取りをしたのを覚えています笑

差別と向き合う

やっぱりなんであろうと理不尽にバカにされるのは許せない

でもまだスペイン語が思うように話せなかった時は黙っていました

車の中からいきなり「CHINA!」って叫ばれたり

バスの中で「お前目空いてるのか?寝てるの~?」ってひそひそからかわれたり

今となっては彼のちょい悪な友人たちのおかげで言い返すだけの言葉は

覚えましたが、なかなか使う機会がなかったので今日起きた時には言えず

あとでこう言えばよかったとか考えても遅いんですけど、つい妄想しちゃいます

私はどんなに教養のある国であろうと、差別は永遠に終わらないと思います

だから起きた時は悔しいから言い返したり、ああ馬鹿だなって思ったり

結局差別を自分なりに受け止めて、振り回されないのが一番

あまりにもひどい仕打ちを受けた時はもちろんそれ相応に対処するべきですが、

小さなことは忘れて滞在を楽しむべきだと改めて思いました

最後に、日本人は人気者

でもやっぱり私がどんなに嫌な思いをしてもペルーを嫌いにならないのは

差別してきた人を「別のもの」と捉えているからです

私が知っているペルー人はみんな驚くほど単純で優しくて活発なんです

家族や友人思いの愛に溢れた国に住み着くちょっとおバカな人達なんかに

ペルーの良さをつぶされることは絶対ありません

若い人の間で大人気のアニメや漫画、和食などを幅広い分野で日本への愛を感じます

今後もさらに日秘関係が深くなることを願っています!