無職、南米ペルーへ挑む!

22歳新卒、夢を追いかけて南米上陸!パワフル奮闘記誕生!

アマゾンの部族村をいきなり訪問!~鎧魚を食べたり、川を泳いだり~<ペルー>

和菓子が大好き、Kです。

前回のあらすじ

虫取り少年D男を連れて、南米ペルーのアマゾンにあるプカルパへ。ボートで8時間かけてシピボ・コニボ族という部族が暮らすイミリア村へ到着。予期せぬ客に村は戸惑い、一時受け入れを保留。翌日の村民会議にて話し合うことに。

シピボ・コニボ族とは

そもそもシピボ・コニボ族とは2つの部族が合体した部族

シピボ族は川で漁を得意とし、コニボ族はジャングルで狩りを得意とします

ウカヤリ川沿いで暮らす大半の人々がシピボ・コニボ族でBIGファミリー!

ちなみにこのイミリア村の方々は「シピボ族」だそうです。

ゴキブリだらけの寝床

翌朝6時に起床、寝床はいたってシンプルでベッドと思われる板の上に寝袋を敷いて寝た。ゴキブリがいたるところにいて、エンリケに7匹ぐらい放り投げてもらったけどきりがないのであきらめて寝た。

寝ても覚めてもゴキブリ。私たくましくなったんですよ(笑)

新鮮な鎧魚「プレコ」を食す!

朝食はなんと宿を提供してくれた女性が獲れたての「カラチャマ」(=プレコ)をスープにしてごちそうしてくれた。すごく不細工な魚で沖縄でどうやら大量繁殖してるらしいけど、本来アマゾンにいるような魚。鎧のうろこはカチカチ!弓槍で獲ったそう。さすがシピボ族!

スープの味付けは塩とパクチーのみ。すごくシンプルなんだけどこのカラチャマが良い出汁をだしてくれて、実も厚くて美味しかった!お腹は柔らかいので裏返して食べます。子持ちのカラチャマはその魚卵が宝だといわれていて、黄色く大きな粒の卵はプチプチとプラスチックのような噛み応え。このタイプの集合体がちょっと苦手で思わず「うっ」となったけど、せっかくもてなしていただいたので私は食べる!子供たちも美味しそうに食べていました。

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プレコのスープ

村民会議

さて、話は昨夜に戻り、私たちは「怪しい者」として監視下に置かれていました。

元来このイミリア村は観光目的でくるよそ者などおらず、今までにない出来事だそう。

村長曰く、特に外国人は臓器売買の目的で村人をさらうと私とD男を警戒していました。なんだかそんな怖い思いをさせるのは本当に気の毒で申し訳なく思った。

朝食後、スピーカーで村民に集まるよう放送され、30人ほど集まりなんだか緊張。撮影できる雰囲気ではなかったのでそっとカメラをしまう。

村長が状況を説明したのち、私たちの代表としてクリスチャンが演説を始める。この男、根も葉もないことを平気で言いながらそれっぽい演説しておった。

状況を理解した村民から次々とこんな意見が、

「お前たちを受け入れる村側のメリットはあるのか」

そう、ずばり金。私たちは村への謝礼を約束。そして村同士のの縄張りや夜は危険な動物などもいるということで護衛兼ガイドを一人村からつけるよう命令された。とにかく夜は危ないらしい…。い、嫌だなー。

今晩ジャングルへ同行してくれるガイドも無事決まり、村へ200ソル(約7000円)、ガイドに100ソル、宿主に50ソルと4人で割り勘して払った。

こうして、晴れて会議は終わり村は私たちを正式に受け入れたのでした。

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それぞれの日常へ戻る村人

猛暑の中、村周辺を散策

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綺麗な一本道で村の外を出る

会議後、夜行く目的地探し兼虫取りをしに村を出発。虫取りは基本夜中だけど涼しい午前中のうちはまだ蝶などがいる。アマゾンには「モルフォ」という両手サイズの大きなきれいな蝶がいるのでその蝶目当てで出発。

D男は大きな白やらオレンジの蝶をたくさん捕まえていたけど、そんなにたくさん獲ってどうすんねん…。まあいっかと思いながら時間は正午に。太陽が昇るにつれどんどん気温が上がります。

もう限界だーとエンリケと休憩していると彼が野生のパッションフルーツの仲間「グラナディージャ」を発見。通常の半分以下のミニサイズでしたがカラカラの喉には最高でした。甘くて、ぬるい。種とその周りのゼリー状の実を噛まずにそのまま飲み込む。

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モルフォ

ウカヤリ川で泳ぐ

猛暑の中ふらふらになりながらどうにか村へ戻ることができた。私は何も収穫がなく、ただ体力を削っただけだった笑

歩き回ったので身体は汗だく、熱もこもっていたので思い切って川に入りにいく。

昨日はこの茶色い川を泳ぐのは嫌だな~と思っていたけど、改めて日中見てみると底が茶色い土っぽいだけで水は汚くは見えない。きっと栄養が豊富な川なんだろう。

奥へ行くほど水温はひんやり。二日間風呂は入れないと覚悟していたけどこんな贅沢なお風呂があってラッキー

学校が終わったのか午後の水遊びに子供たちがやってきました。

話しかけるとまだスペイン語は話せないことが判明。これから大人になるにつれ必要になるので勉強しなければならない。どこの部族もスペイン語教育は取り入れ始めている。

子供たちは川に入らなかったD男が持っている網や虫に興味津々。一生懸命いろんな虫を持ってきてはD男にあげようとします。

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部族キッズに囲まれるD男

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D男を追いかける子供たち

スコール

川遊びが終わり、昼ご飯を食べたあといきなり大雨が降り始めた。ちょうど雨季にあたる時期で熱帯雨林のスコールは半端なく強烈。そして雷がゴンゴロ鳴り響く。

こんな経験ですら東京の女には非日常で楽しく感じる。

D男とエンリケと三人でポーカーをしながら、雨が止むのを待ちました。

 

次回、怖い!深夜のジャングル。