アマゾンの先住民族、シピボ・コニボ族の村へいきなり訪問!~入村拒否?!~<ペルー>
ペルーから帰ってきて8キロ痩せました!Kです。
アポなしで先住民族の住む村へ
話はペルー時代に遡り、留学仲間だったリンちゃんの頼みで一か月の短期留学でくる大学の後輩(以下「D男」)をお手伝いしてほしいとのこと。
彼の目的はペルーにいる昆虫調査だったのでエンリケを紹介しました!ご存じない方、エンリケはあの名古屋で有名なカリスマ風俗嬢の…!ではなくて!私のペルー人ボーイフレンドでございます。
彼は昆虫マニア(企業に調査依頼を頼まれるほどマニア)ということもあって出会ってすぐ二人は意気投合、よかったね!
D男はペルーにいる美しい虫を求めてペルーをほいほい移動していましたが最後は身寄りのないジャングルに行きたいというので私たちが同行することに。エンリケの友人である40代カマキリブリーダーのクリスチャンも参戦!
ーK、エンリケ、D男、クリスチャンの4人の冒険がはじまる。ー
目的地は「プカルパ」
青い地点が首都リマで赤い地点がウカヤリ州にあるプカルパです
ちなみに地図の緑地帯はすべてジャングル!
移動方法
飛行機で1時間半もしくはバスで早くて18時間ですが、バスは雨季に土砂崩れがあって危険だし、途中で地獄の高山地帯を通るので飛行機が断然お勧めです。
・・・行く人いないか~笑
空港から市内
ジャングルには大体アジアでいう「トゥクトゥク」が走っています。
スペイン語では「モトカー」、市内まで1台2.5ソル(約100円)で行けます。
いざ先住民族の村へ
ボートで8時間移動?!
実は日本のテレビ番組ではお馴染みのプカルパ。
プカルパから流れているウカヤリ川がいずれアマゾン河に合流するのでアマゾン奥地はもちろん飛行機代が払えない現地の人々は船で移動します。
要するに「アマゾンの玄関」なのです!
ナスDも船で3泊くらいしてジャングルの奥地までいってましたよね 。
そして私たちはボートで8時間先の終点「イミリア村」を目指します( ;∀;)
音信不通になるクリスチャン。
今回の旅、実はクリスチャンが軸になって動いてくれていました
彼もまた昆虫愛好家で家にはいろんな種類のカマキリがいます
(私とこのカマキリシリーズの話本当に強烈だからまた別途記事にします)
しかしこの男、時間や約束なんて言葉がない。
・4時半集合→7時まで連絡途絶える。(クリスチャンは別の場所で宿泊していた)
・船乗り場到着、出発まであと1時間あるので手分けして食料の買い出しに
またもやクリスチャン連絡途絶える。
電話してもでない、出発時刻になっても来ない。何をしてたかって?
プカルパに住む彼女と呑気にティー(お茶)していたんだとよ!
いざイミリア村へ
ボートの上は暇
細ながーいボートに2列×2で満員御礼、いざ出発。
乗船客の他にカメや鶏(50羽)含む大量の物資を運んでいて、所々止まっては荷物や人を下ろしながら進みます。
ちなみに「海賊」が出るそうなので船長がライフル銃を持っていました。
もちろんここらではインターネットが繋がらないのでただひたすら景色を眺めて過ごします。珍しいジャングルならではの鳥を観察したり、なんとラッキーなことにピンクドルフィンも遠くから見かけました!
お昼ご飯は古代魚パイチェ
出発して3時間、トイレ食事休憩で40分程上陸。
(トイレ川にしてたちびっこもいたなあ。男は便利でいいね~。)
「パイチェ」という世界最大の淡水魚をフライしてお豆さんとユカ(キャッサバ)と頂きました!タラのようなたんぱくなお味、美味しいですよ!
コックさんは素敵なオネエ様、ジャングルの方にオネエが多いのは「アグアへ」という女性になる果実をたくさん食べるからという説があるのですが果たして真相は…。
店内には巨大なワニの頭蓋骨が飾られていました。
道中
イミリア村へ到着
さあ長ーい船旅がようやく終盤。最後まで残ったのは私たちと船長のみ。
夜の船の操作は危険なので船長はいつもここで一泊するそう。
17時ごろイミリア村へ着くと子供たちが川できゃっきゃと水遊びをしていました。
クリスチャンもどぼーん。暑かったもんね~。
まさかの入村拒否?!
無事イミリア村に到着。当初の予定では持参した寝袋で村から離れたところで野宿のはずだったけれど、ところがどっこい村長登場で「怪しい者の私たち」は村の管理下に置かれることに!
クリスチャンにどういうことか聞いてみると「来たことないしこんなことになるとは思わなかった!」と。彼の情報を信じてここへ来たのに!!
目的が不明、どこの誰なのかも不明、そして二人の外国人…。
そりゃ怖いよね。ということで私たちは翌朝まで村の敷地内に留まらなければならず、夜の虫調査は中止に。2泊3日の予定だったので明日の夜頼みに。
今夜、村長会議で私たちを受け入れるか話し合い。
翌朝、村人を集めて村内会議で判断が下される。
思ったより偉いことになっちゃった?
今晩は川辺に住む親切な奥様に受け入れられ寝床を提供してもらいました。
とりあえず・・・夕飯。
村に滞在するなんて思ってもいなかった私たち。まず人が住んでるとも思わなかった。食料といえばクラッカーとアンチョビの缶詰と水で2日間生きる予定でしたが村内に1件だけ食事処があったのでいくことに。
もちろんオネエ様のコックさん。美味しいエストファード・デ・ポーヨというペルー料理を提供してくれました。優しい味…不安をかき消すような優しい味でしんみり。
人参・ジャガイモ・グリンピースなどのお野菜を乾燥キノコとローレルで香りや味をつけたトマトで煮込んだもの。塩とにんにくで味付けされたご飯と味の染みこんだ鶏肉は絶品です。
人生初タランチュラ触れ合い。
夜は村内を散歩させてもらいました。真っ暗!とりあえずいたるところにタランチュラがいて、手のひらサイズのものもいれば赤ちゃんサイズもいて可愛かったです。
人生でタランチュラを触る日が来るとは思わなかった。とても大人しくふにゃふにゃしてました。毒は蜂に刺されるくらいの微々たるもので映画に影響されすぎを反省しました。毛でアレルギー起こす人はいるらしいですよ。
専門家が同行してるとこういう経験ができて面白い。蜘蛛苦手な人もいると思うので写真は割愛。ネタバレになりますがYOUTUBEには載せてるのでよかったら見てください。
タランチュラに癒されましたが、果たして私たちはどうなるのでしょう・・・。
次回!「シピボ・コニボ族のイミリア村がが私たちを拒む理由」
お楽しみに!