無職、南米ペルーへ挑む!

22歳新卒、夢を追いかけて南米上陸!パワフル奮闘記誕生!

チリ・海を見渡せる絶景<コンコン砂丘>

ペルーでは1年で一番大きな行事、クリスマスが無事終わりました!

いつも以上に花火をドンパチやって賑やかでした。Kです

コンコン砂丘への行き方

バス乗り場

前回の旅記事ではバルパライソのアシカさんたちに会いに行きました

所要時間1Hくらい、そのあと隣町のビーニャ・デ・マルにある砂丘へ向かいました

バロン駅から市内側へ進むと左手に大きなショッピングセンターがあります

その正面にヤシの木が並ぶ道路があってそこ一体がバスの通り道です

コンコン砂丘行きは602、605、608です

他にも600番台のバスが通りますが全部が全部向かうわけじゃないので注意!

不安であれば周りの人に

"Cual es el bus a las dunas de Concon?"/コンコン砂丘までのバスはどれですか?

運転手もしくは呼び込みの人に

"Pasa por las dunas?"/砂丘方面ですか?

と聞きましょう。若い人なら英語も話しますよ。

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運賃やら注意点やら

運賃は450ペソ、運転はペルーと同じでとても荒い

小さいミニバンを巧みに運転するのですが、必ず何かにつかまりましょう

私は見事に吹っ飛ばされ、大きな子連れのお母さんに片腕で受け止められました

片方は子供、もう片方は私…吹っ飛ぶ私をガシッと捕まえた瞬発力の速さに驚きと

「みんなのおかん」的な彼女の微笑みに感動しました

さて、それにしてもなかなか砂丘へたどり着かない

ビーニャ・デ・マルの目印の花時計を優に通り過ぎ、殺風景な住宅街をぐるぐる

なんせバルパライソ到着初日にバスで10分のところ50分乗り続けた女ですから!

さすがに1時間以上過ぎても砂丘が見えてこないので不安になった

友達には「時間はわかんないけど近いよ!砂丘が見えたら降りればいいよ!」

とだけ言われていたので30分くらいで着くものだと思っていた

夜にはサンチアゴに戻らなきゃいけないのでそれもあって心配は積もるばかり

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心配もそのはず、思ったより遠くない?!
降車位置が難しい?

注意:地図と実際の降車位置が若干ずれてます

南米特有のバス停っていうバス停がないのでとにかく

「JUMBOスーパーマーケット」という象マークのスーパーが見えたら降車!

左手から砂丘がいきなり現れるんですけどしばらく止まらないので慌てずに

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降車位置が分かりづらい・停車位置前の景色

途中で渋滞もあって結局1時間40分くらいかかりました

道路を挟んで反対側にオレンジっぽい砂山が見えます

夕陽を見るのが人気コースだからか私以外に親子連れで

段ボールで砂滑りをしている人が一組だけ

多肉植物の花がちらほら咲き始めていました

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青い空と砂丘

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向こうに町が見えます

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一番高いところからの景色

ROCA OCEANICA公園

砂丘を上ると海側に岩の島が見えます

興味本位で無理やり砂丘を降りる(本来降りられないので迂回する必要がある)

波打ちが激しい岩場で足滑らせたら死ぬんだろうな…と考えていた矢先

足元に亡くなった人の名前やらお供え物が置いてあった。ひー!

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島のような岩場発見

帰りのバルパライソ行きのバスはこの公園からも出発しています

すぐ来るよ詐欺にまた合い、かなり待ちました

あの砂丘をまた上るのはかなり厳しいし面倒だったのでおとなしく待ちましたが

日が暮れると一気に寒くなります(南米は寒暖差がすごく激しい)

夕陽がすごくきれいらしいので時間があれば待ってみてくださいね

その後

この後サンチアゴに帰る予定でしたが面倒になったのでもう一泊しようと

しかしチリは連休に突入していたのでどこも宿がいっぱい!

泊まった値段の倍はかかるといわれ、だったらサンチアゴに戻ろうと急いでバス停へ

残り三本だったバスのチケットを無事入手、5000ペソかかりました(行き3000ペソ)

全くちょっと気を抜いたらヘマ

夜、サンチアゴ着。どうやら治安の悪いところに宿を予約した模様…。

かなり物騒で焦りました。(道端のおじさんにも注意された)

元々予約していた宿に無事たどり着き翌日からアタカマです!

巨大幼虫食べてみた!-ペルー・アマゾン滞在記ー市場編

www.youtube.com

先日ペルーのアマゾン地帯にあるロレート州、イキトスに行ってきました!

格安航空で往復35ドルのチケットを彼氏が手に入れてくれ

念願のイキトスでアマゾン川をこの目で見、

ジャングルならではの動物たちと触れ合ってきました

イキトスといえば

イキトスといえば日本のテレビでもしばしば見かける有名?な場所です

「こんな時間に世界征服するなんて」のナスDさんや「イッテQ」のイモトさんが

部族と交流したり、ジャングルを探検したりしているところがイキトスです

ペルーの観光地といえばマチュピチュやナスカなんでしょうけど、

このイキトスやジャングルの方もせっかくなら是非行っていただきたい

近年では観光業にも力を入れていて多くの人々が国内外から訪れています

中心地では旅行会社がたくさんあるのであらかじめ目星をつけておくといいでしょう

ジャングルのゲテモノ市場

ジャングルの食べ物はペルーの中でも一風変わっています

市場へ行くと現地の人々の食生活が垣間見えて面白いのでオススメです

ワニ、カメ・カメの卵、虎模様のキャットフィッシュは揚げても焼いてもとても美味しい!手作りの薬用酒はペルーならではの特別な木材や果物を用いていて、お酒と一緒に材料もたくさん並べてありました。ジャングルでお馴染みのプレコはスープにすると美味しい出汁が出てこれがたまんない!

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イキトスの市場

他にも焼き魚屋さんではピラニアを焼いていたり、これぞジャングル!

今回行ったのはナナイ市場とベレン市場

ベレン市場は中心街からモトタクシーで3ソルくらい、午前中に行ったほうが新鮮です

ナナイ市場は中心街から30分くらい離れていて、5ソルくらいで行けます

食べ歩きするならここがオススメです、開けているので治安的にもこっち

ジャングル名物、巨大幼虫「スリ」

エストロゲンたっぷりのアグアへ

この中でも私がずっと食べてみたかったのは写真真ん中の「スリ」という幼虫

この幼虫は「アグアへ」というヤシの木の仲間の幹に住んでいます

アグアへは「食べるとオネエになる」と言われていてエストロゲン

たっぷりのジャングルの代表的な果実です

(ジャングルには間違いなくオネエが多い、特に料理人。)

アグアへのアイスやかき氷は私の大好物!ちょっと酸味の効いたお芋の味です

でも果実をそのまま食べてみたことなかったので食べてみました

5個で1ソル、なんだかアルマジロを彷彿させる…。

気になるお味は!!

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オネエの実、アグアへ

ま、まずい。

アイスの美味しさを知っているからこそ、予想以上に期待を裏切られた。

種が大きくて実は2cmくらい。味はちょっと酸っぱくて全く甘くない。

いうならば酸っぱいジャガイモを生で食べているような感じ。

何かの間違えだと思って試しに他の四個も食べてみたがやはり不味い。

スリは美味しいと願って

真っ赤な頭に白くて太い図体がうねうね…。大きくて食べ応えがありそう!

(8-10㎝x3㎝くらい)

唯一苦手な虫が幼虫なんですけど、食べ物としてとらえると不思議と平気なんです

恐るべし食べ物の力!

ちなみに学生時代に昆虫食に興味を持ってから積極的に食べていたので

虫を食べることには全く抵抗はありません!

食べ方の基本はシンプルにお塩をまぶして丸焼き

スリ自体油の塊のようなものなので少し押しつぶして中の油を出します

焼きバナナと一緒に食べたり、特製の調味料に漬け込んでもOK

私はオーソドックスな丸焼きの串をいただきました

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幼虫を食べる。

丸っこい胴体はしおれているけど頭はしっかり残ってます

匂いは香ばしく、塩と油っこい感じが朝食を済ませていない私の食欲をそそる。

いざ、いただきまーす!ガブリ。

皮が分厚くてしっかり噛み千切らないといけない、もぐもぐ。

中心には凝縮されたスリの身、というより本当に油の塊みたいなのがあって

独特なウニのような味が鼻を抜ける!すごい香り!

最初はフライドポテト、徐々に濃い味が出てきてまるでウニ味のフライドポテト!

(食べたことないけど笑)

誰もが絶賛するスリ、たんぱく質が豊富(65%くらい)ということもあって

ジャングルでは長く食べられ続けています

私が味をどう表現したらいいか考えている間に何人か買いに訪れていました

ちなみに頭はポップコーンの固いやつみたいで食べませんでした…

結論

お腹いっぱいに食べようとは思わないけど、味は美味しい!

ビール好きな人がきっとおつまみにしたがるような味です

日本でもいつかペルー料理店や居酒屋においてほしいですね

きっと面白半分、おいしさ半分で流行ること間違いなし!!

チリ・バルパライソで野生のオタリア発見!

生クリームって混ぜすぎると分離するんですね

旅の話が滞っていたので久々に再開です、Kです

バルパライソにアシカの群れ

以前バルパライソの記事を書いたときに、見どころは多いけど

「意外とあっさり周りきれちゃう」ことを紹介しました。

バルパライソ滞在を1日半で満足してしまった私は、同じ宿の人たちに

ここらで半日くらいで周れる面白い場所はないかと聞くと口々に

「アシカが可愛いかった!」「砂丘の夕日超よかった!」という。

え?何それ初耳なんだけど?と食いつく私、みんなに教えてもらいました!

翌日の飛行機に備えてその日の夕方にはサンチアゴに戻る予定だったので

その日は、アシカ(Restos Antiguos de Muelle Baron)→コンコン砂丘を見学

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アシカからコンコン砂丘まで結構遠い…。

アクセス良好、散歩にも◎

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今回「METRO VALAPARAISO」を使用しました

バルパライソの始発駅プエルト駅からアシカの最寄りバロン駅まで396チリ・ペソ

ICカードも作らなければいけなかったので

カード代(1500ペソ)+チャージ代(500ペソ)=合計2000ペソ(約350円)

カードは記念にもなりますし、なにより安心・安全・早い!

バロン駅までおよそ10分で到着

駅裏の海沿いを歩けばすぐに見えます!アシカ!

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バルパライソの町とアシカ

レストス・アンティグオス・ムエージェ・デ・バロン

バロンの古い桟橋の残骸という意味で地震によって崩れた橋の一部を

野生のアシカたちが日向ぼっこにつかっているのです

あまりのデカさにこれアシカって名前であってるっけ?と疑い始める

でもみんな"sea lion"って言ってたし…うーん。そして今調べたら謎が解けました!

これオタリアですね!

タイトルは変えましたが、ここから上の文章全部アシカって書いてます笑

アシカ科(sea lion)の中にアシカ、オットセイ、トド、オタリアなどがいて

アシカで総称されているらしい(セイウチやアザラシは違うよ✖)

私はてっきりあのぬるっとしたアシカを想像していたもんで驚いたのです

広義ではアシカなので間違ってはいないけどやっぱりしっくりこなかった

アシカ科(小さい順番)

アシカ sea lion 

オットセイ fur sea lion 

オタリア south american sea lion*1

トド steller's sea lion

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眺めながら果たしてこれはオットセイなのか自問

この起き上がっているのが首周りの毛からオスっぽい

少し遠めから見ているけれどそれでもとても大きいです

ちょうど観光ボートがこのオタリアの周りをぐるぐる周っていて比較してみると

大の男の人よりもさらにデカい!(オスは2.5m、メスは2m)

壊れてない桟橋に行くと、朝は漁師のおこぼれをもらいにオタリアが集まるらしい

時間があれば見たかったけれど今回はお預け、コンコン砂丘へ向かいます

おまけ

それにしてもこの記事普段よりもかなり時間かかった

この生き物がアシカ→トド→オタリアとぐるぐる変わって確信できなかった

水族館でしか使いそうにない豆知識が増えました

 

*1:哺乳(ほにゅう)綱鰭脚(ききゃく)目アシカ科の海産動物。別名パタゴニアアシカ。南アメリカのペルーから南回りにブラジルの沿岸までに分布する。体形、大きさともアシカとトドの中間形で、雄は体長2.5メートル、体重500キログラム以上になり、雌は体長2メートル以下である。体色は褐色で、吻(ふん)部は幅広く、雄は成長すると後頭部と胸部にたてがみ状の毛が生える。アシカに比べると攻撃性が強いが、飼育すると人になれ、芸も覚える。わが国での飼育は1973年(昭和48)からで、子も生まれた。[鳥羽山照夫]

ペルーでは離婚できない?子供が先、結婚は〇年後?

試験期間中でとても眠いです、Kです

本日は11・22「良い夫婦の日」、日本人は何かと商売に繋げるので

この日もしっかり定着してきましたね

愛を感じられる日なので私は良い行事だと思います(←何様笑)

結婚は一生に一回、離婚はできない

実はペルーは約7割がカトリック教徒の国だといわれています

それもかなり熱心な信者の方が多くて、私の友人にもたくさんいます

教会の前でいきなりひざまずき、十字架を描きはじめる友人たちにはいつもびっくり

カトリックの私でもお構いなしに「主」の話が日常に出てきます

さて、南米の軽いノリとは裏腹に彼らにとって結婚はとっても重要なことなんです

なんせ宗教上離婚はできませんから!一生相手の名を背負います。

名字のしくみ

ペルー人には名字が二つあります

最初に来るのが父方の姓、そして母方の姓

もし結婚したら旦那の姓妻の最初の姓(妻の父)

それに加えて名前とミドルネームは大体みんな持っているのでフルネームは長め!

私の名前をいうと「え?それだけ?」「他には?」とよく言われてました笑

結婚より子供が先?

ペルーにきて驚いたことの一つ、それが結婚よりも子供を先に授かる率

日本でもいわゆる「できちゃった結婚」は珍しくもない話です

ただペルーとの違いは彼らは「できてもなかなか結婚しない」

正しい順番なんてないけれど日本であれば結婚→子供というのが一般的で

子供の名字の関係もあるのでそれを機に結婚に踏み出す人も多いですよね

なぜ早く結婚しないのか聞いてみた。

「だって離婚できないから、まだしばらく様子を見たいの。」

どちらにせよペルーでは子供の名字は血のつながった両親から受け継がれます

身近なケース

友人が若くして妊娠、しかし相手が息子が生まれてすぐに国外逃亡

今は新しい彼もいて娘も生まれたけど二人は結婚していない

つまり家族四人ともバラバラの姓をもっている

 ペルーの法律では18歳で自分の名前を変更することができるそうです

子供の場合おそらく親が権利を持っているでしょうが

 親が結婚しない限り子供であろうと大人になろうと最終的な名字が定まりません

余程親の結婚相手が好きでもない限り、18歳にもなったら

ちょっと変えるの面倒だなって私だったら思っちゃいそう…。

ペルーでは何歳から結婚できるの

成年の年齢が18歳でも、カトリックであれば宗教上の儀式をしっかり通らない限り

たとえ18歳になろうと結婚できないのがルールらしい

その儀式を受けたサインが各教会に残されていて、

もしすっぽかしでもしたら結婚はできません

正式には法律上結婚できるけれど、教会で結婚式を挙げられないという意味

彼らにとっては一生に一回の結婚式だからせっかくなら立派な教会で挙げたいでしょう

いかにペルーで宗教の力が大きいかが伝わりますね

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お尻に注射、やめてくれ。

昨日はバスでカッター振り回され、今日は乗ってたバスがひき逃げ…。

ちょっぴり不穏な日々を送ってます。Kです。

痛い!お尻の筋肉注射!

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ペルー留学していた時も2回経験しているのですが、ここでは注射をお尻に刺します

ワクチンは腕。鎮痛剤やら解熱剤はすべて「尻」

しかも大殿筋に刺される筋肉注射!!ひえええ!

一回目は40度の熱を出して病院でブスッと

二回目はバスケで歩けなくなって大学の保健室でブスッと

渋々お尻を差し出す私に容赦なく刺してくる

元々注射はへっちゃらでしたが背後の見えないところで刺されるのは怖い…。

日本だったら薬処方されるだけだけど、

こっちは注射でなんでも済ませようとしている気がするぞ!

三日連続で注射

先週ちょっと変なにおいのするセビーチェ(生魚をレモンで絞めた料理)を食べてから

下痢・熱・頭痛やらに悩まされ、なぜか咳の症状が悪化

日本でも秋にはいつも気管支炎になるのですがどうやらペルーでも

冬~春の季節の変わり目でちょっと体調を崩してしまいました

休めば治るのはわかっているのですが、なんせ彼の母親が心配性で

薬局勤めということもあり、ちょっとした症状でも見逃さず薬を出してきます

「大したことないからできれば自然治癒したいんですけど…。」と言ってはみる。

結局言い逃れはできないので薬を飲んだふりをすることもしばしば

(未開封の薬が貯まってます笑)

薬局勤めで、昔から注射を打ち慣れているベテランなのはすごいのですが

やっぱり注射は医療機関でちゃんと打ちたい!

新品の針でもやっぱり怖いし、神経に打たれたりしないかとか不安になります…。

それでも昨日までの三日間毎晩寝る前にお尻に注射を打たれていました

注射と関係あるかわからないけど一回目は次の日に足が夕方までしびれてた

日本で薬の副作用を感じた覚えがないんですけど、

ペルーでは必ずお腹を壊します。凄まじく壊します。

どんだけ薬強いのって思うけど、処方された期間飲み切らないと体によくないらしい

 やっぱり海外で体調を崩すと不安になります

体が弱ると心も弱って、日本が恋しいなんてほとんど思わないのに

帰りたいなーって思っちゃいます…。

へこたれず健康に気を付けてちゃんと目標に向かって精進します!

おまけ

お尻の注射、力むと激痛。

人種差別を受けました<ペルーでアジア人差別>

今日久々に差別を受けたのでムカつきました、Kです

起きたてほやほや、人種差別の話

先ほど一人で住宅街の外を散歩していたら、見知らぬおじさんに

"Hola chinita!"と言われたので"Hola"(こんにちは)と返しました

するとおじさんは私が普通の返しをしたのにも関わらず

「今の聞いた?オラ~(アジア発音をバカにした言い方)だって!」

奥さんと思われる隣のおばさんと大笑いして歩いていきました

即座に振り向いて"Callate!"(黙れ!)と言い返しましたが声届かず

そのあと歩いていたらまた違う人に"Chinita"と呼ばれたので睨んで無視…

私が住んでいる場所は少し「悪びれた地域です」

言葉や治安が悪いことで有名ですし、お世辞にもキレイな町とは言えません

ですが、ローカルでこその暮らしが私には合っていてやっぱりここが大好きです

今日のことも今まで会ってきたペルー人たちに免じて水に流します

そんなペルーでの差別のお話を書きます

CHINA(チーナ)、CHINITA(チニータ)の意味

男性であればChino「チーノ」、Chinito「チニート」、意味は「中国人」ですが

韓国、日本も含めたいわゆる「アジア人」を総称した呼び方です

通りすがりにいきなりChinaって呼ばれたら怒って正解◎

ただし語尾に"~ita"をつけるのは「可愛い〇〇ちゃん」って意味合いで

Chinitaと呼ばれる分には怒る必要はないでしょう

だから私はそう呼ばれたら微笑むか挨拶をするようにしてます、「何?」って

中にはChinitaでも嫌がる人もいますが、ペルーではこれが普通です

しょっちゅう声かけられます、呼ぶだけ呼んで要件はありません

私の名前は「チーナ」

2年前彼氏と付き合い始め、バスケをしに今住んでいる場所へ通うようになり

ちょい悪な男たちとつるむようになりました(みんな良い人!)

いつからか私は彼らにChinaと呼ばれるようになり、最初は「私は日本人だ!」って

言い返すのがお決まりだったのがいつの間にか定着していました

彼氏が昔からChinoと呼ばれていたので、彼女の私も自然とそうなったのでしょう

実際そう呼ばれてるペルー人はたくさんいるくらいなので

相手が友達であればなんも問題ないと私は思います

決め手は自国愛の差?

個人的に中国という国の文化全般・歴史・景観がすごく好きで

中国をリスペクトしているからこそ受け入れられたのだと思います

なので相手が友達であろうとなかろうと、自分の国を差し置いて

アジア人を中国で一括りにされるのは納得いかない人は少なからずいます

あとは「自国愛の差」がここで少し垣間見えますね

私は日本人であることにこだわっていません(パスポートは便利だけど)

日本の家族友人、文化、景観は大好きですけど、

中国人や韓国人に間違えられようとなんとも思いません

よく意地悪でわざと間違えられたり、日中韓って同じでしょ?」と言ってくる人には

「まあ私たち似てるもんね、でもペルーボリビアメキシコ人の違いがわかるかって

言われたら私もわかんないなあ。」って遠まわしに言ったりはしますが笑

衝撃!一時期裏で「肉まん」って呼ばれていた

ペルーに来て驚いたことの一つがこのニックネームの文化です

日本にも名前の省略をニックネームにすることがありますが

ペルーは主に「外見」をもとに名前が付けられています

それってちょっとモラル的にはアウトなんじゃないか…って思いますよね

ここで私の知るニックネームのいくつかをご紹介

  • 色黒ペルー人「ネグロ、ネグラ」(黒、黒い)
  • 日系ペルー人の「パンダ」
  • 日本人の女の子「ミンパオ(肉まん)」←これ私のこと
  • 顔が大きい「カベソン」(頭でっかち)
  • 〇玉が小さい「マニー」(ピーナッツ)
  • テンジクネズミに似ている「クイー)(モルモット)
  • 鼻が大きい「ナリソン」(でかっ鼻)
  • 頬が大きい「カチェテス」(頬っぺたち)

え?!ちょっと!誰が肉まんだよ!!(怒)

どうやら彼氏の友人たちの間で当初はミンパオ(肉まん)って呼ばれていたらしい

それが判明したとき思わず彼に問い詰めました

K「なに?私が太っているとでもいいたいの?顔が丸いから?!」

彼「違うよ!Kがアジア人で色白だから皆親しみを込めてそう呼んでるんだよ!」

K「じゃあなんで寿司でもラーメンでもなくて中国の肉まんなの!

 日本で肉まんなんてニックネームだったら太ってるって悪口だからね!」

彼「でもアジアの食べ物って言えばミンパオで、響きも可愛いし・・・。」

今では笑い話ですがこんなやり取りをしたのを覚えています笑

差別と向き合う

やっぱりなんであろうと理不尽にバカにされるのは許せない

でもまだスペイン語が思うように話せなかった時は黙っていました

車の中からいきなり「CHINA!」って叫ばれたり

バスの中で「お前目空いてるのか?寝てるの~?」ってひそひそからかわれたり

今となっては彼のちょい悪な友人たちのおかげで言い返すだけの言葉は

覚えましたが、なかなか使う機会がなかったので今日起きた時には言えず

あとでこう言えばよかったとか考えても遅いんですけど、つい妄想しちゃいます

私はどんなに教養のある国であろうと、差別は永遠に終わらないと思います

だから起きた時は悔しいから言い返したり、ああ馬鹿だなって思ったり

結局差別を自分なりに受け止めて、振り回されないのが一番

あまりにもひどい仕打ちを受けた時はもちろんそれ相応に対処するべきですが、

小さなことは忘れて滞在を楽しむべきだと改めて思いました

最後に、日本人は人気者

でもやっぱり私がどんなに嫌な思いをしてもペルーを嫌いにならないのは

差別してきた人を「別のもの」と捉えているからです

私が知っているペルー人はみんな驚くほど単純で優しくて活発なんです

家族や友人思いの愛に溢れた国に住み着くちょっとおバカな人達なんかに

ペルーの良さをつぶされることは絶対ありません

若い人の間で大人気のアニメや漫画、和食などを幅広い分野で日本への愛を感じます

今後もさらに日秘関係が深くなることを願っています!

 

 

 

思わず応援したくなるバスかけっこ<リマの交通事情>

無事23歳になりました、Kです

 

普段の移動では「殺人コンビ」というミニバンに乗ることが多いのですが

学校に通うのには普通の大きさのバスの「ミクロバス」を使用しています

私がちょうど家を出るときは渋滞の時間で、40分の距離が1時間少しかかります

ここ最近「バスチェイス」が多かったので今回はそれについての記事です

運転手も真剣、バスかけっこ

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並ばれた時の様子

日本でも同様、ペルーもバスによって路線が決まっています

一つ違うのは時刻表がないので、大体何時くらいもしくは何分ごとにくるかに頼ります

今日もいつも通りバスに乗車、しかし数分後うしろから同じバスが追い抜いてきた!

<<戦いはここから始まる>>

一気に運転が荒くなる運転手、会計係も「ちくしょー」と声をもらす

そこで乗客からも「急げ追いかけるんだ!」と声援があがる

バスにも乗客にもデメリット

さて、どうしてお客さんまでも応援するのでしょうか?

実はペルーのタクシーは歩合制でお客さんを多く乗せたほうが多くもらえます

追い抜かしてきたバスはおそらくお客さんが全然いなかったり

渋滞に引っかからなかったりで追い付いてしまったのです

そんな近距離で運転していては前のバスにお客さん全部持っていかれちゃう!

というわけで追い越してしまおうという考えです

もちろん追い越された側もお客さんを取られちゃうわけなので張り合う

そしてここで乗客も応援し始めるのは

もしレースをあきらめて前のバスとの距離を置こうとするとバスが遅れ、

予定も遅れ、乗客にはご迷惑な話なんです

だからどうにか運転手さんに負けないよう願います!

卑怯であろうとなにがなんでも勝つ!

あるレースでは会計係のお兄さんが運転手に言われて

他の路線バスの運転手に事情を説明をしにいくこともありました

もちろんいろんなバスが走っているし、どのバスにもレースはありますので

今ここで協力したら後日自分の戦いにも協力してくれるかもしれないですしね

「今レース中で、お前の後ろのバスが追い抜かしてくるから

ちょっと出発遅らせて引き留めてくれ!

わざわざ信号が赤のときにバスを降りて話をつけにいく…なんという執念

「引き留め法」の他にも「割り込み法」があって

他のバスに間を割り込ませ強引に引き離す方法です笑

今日は間に2台入ってきて悔しがっていました

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後ろにぴったりつく私のバス

毎日乗っている感想

最初はスリリングで楽しいと思っていたけど、立て続けに起きると疲れちゃう

なんせ運転が荒いので朝っぱらからバス酔いして学校に到着した頃にはへとへと…

ペルーのバス界はシビアです!